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電話占いにイタコっているの？イタコの能力って？

［記事公開日］:2019/07/23

現在占い業界では、霊感や霊視といった占い師の強い霊能力を使ったスピリチュアル系の鑑定方法が話題となっています。能力が高ければ高いほど鑑定の的中率も上がり、よく当たると口コミでも評価は高いです。

そんな霊能力系の鑑定のひとつに「イタコ」があります。電話占いサイトを多数見ているとこのイタコと言うワードを良く見かけますが、みなさんはこのイタコがどんなものなのかご存知でしょうか。

今回はこのイタコについて詳しく紐解いていきたいと思います。

Contents

イタコって何？どんな能力なの？
イタコの占いに向いている相談って何？
まとめ

イタコって何？どんな能力なの？

まずイタコというのは能力の名前ではありません。イタコとは東北地方の北部に昔からある風習や信仰で、霊能力者の名前の一種です。

元は弱視や盲目の女性が生活のために、厳しい修行を積んでなる巫女の職業のことで、日本の東北地方で祭典などの際に「口寄せ」を行っています。有名なところだと青森県にある「恐山」で行われる大祭がありますね。

イタコになるまでの道はかなり厳しいもので、元から備わる霊能力はもちろん、数々の厳しい修行に耐え抜いたものだけがなれる職業です。その為、現在イタコは高齢者が多く、なおかつ数も少ないため貴重な存在とされています。その存在の貴重さや、能力を使って人々の悩みを解決していく姿から、地元では神的な存在として敬われているそうです。

あの世とこの世をつなぐ仲介役のような役目を担うイタコですが、その能力の特徴として一番分かりやすいのが「口寄せ」です。

この口寄せというのは、自らの体に死者の魂や生きている人の生霊など《この世にいないとされる存在》を憑依させ、相談者と会話をさせる能力です。特殊な呪文を使って霊を降ろす口寄せですが、この口寄せの方法は人によって様々で、数珠をつかったりなかには楽器を使ったりする方もいらっしゃるそうです。

霊の言葉を直接知ることができるこの「口寄せ」の能力は、人生の方向性に悩んだときや、相手の気持ちが知りたいときなど、自分の力だけでは解決できないような悩みのサポートをしてくれます。

イタコの占いに向いている相談って何？

口寄せの種類には4種類あります。今回は口寄せの種類別にどんな相談が向いているのか分類してみました。イタコの能力を使って悩みを解決したいと考えている方は、参考にしてみてください。

神口(かみくち)

守護霊などの霊の位の高い神霊の口寄せ

自分の守護霊など神的な存在とコンタクトが取れるので重大な選択に迫られている時や、この先の人生の進み方に迷ってしまったときなどにおすすめです。この神口が使えるイタコは限られており、かなり位の高いベテランのイタコであっても口寄せを行うには沢山の体力を消耗するそうです。相談の際には注意しましょう。

仏口(ほとけくち)

亡くなった人物の言葉を伝える為の口寄せ

四十九日を過ぎた死者の霊を降ろすことができる術です。

故人に対する口寄せは、遺族へのカウンセリング効果が期待できます。亡くなって周りも少し落ち着いてきたころ、生前聞けなかったことや本人の気持ちをイタコを通して知ることができるので、遺族は気持ちの整理がつけやすく、ひとつの区切りとしてイタコに口寄せの依頼を行う方もいらっしゃるようです。また、亡くなった際に何か事件性のある疑いがあった場合にも使われることがあります。

生口(いきくち)

生きている人間の生霊、または葬儀の終わっていない亡くなった人物の霊の口寄せ

「気になる人の自分への気持ちが知りたい」「恋人が嘘をついてないか知りたい」などの生きている人物に関する相談はこの生口を使うことが多いです。修行を積んだ腕のあるイタコが行う生口では、霊が嘘をつくことはできません。その為相手の本心を知ることができます。ただ、イタコはあくまでも本心を伝えてくるので、中にはショックな内容もあるかもしれません。鑑定の前はリラックスして、心の準備をしておきましょう。